なぜクラウドを捨て、VPSに戻ったのか?

僕がなぜクラウドを捨て、VPSに戻ったのか?
その理由を語るにはまずクラウドに走る以前の話から始める必要がある。

僕はクラウドを使う前、VPSを使っていた。
使っていたと言うレベルでは言い表せないかもしれないくらいVPSを使い倒していた。
会社の業務がVPSの管理ということもあり、朝から夜までは会社でVSPをいじり、夜中は自宅で趣味のVPSいじり。
一日平均15時間以上はVPSにどっぷりと漬かった生活だった。

もちろん休日は一日家にこもりVPSを構築したり、超ピーキーなカリカリにチューニングされたVPSを100台連結させて、どれだけの計算速度を叩きだせるのか実験したこともあった。

VPSは安いのに高性能という代物だが、さすがに220台も借りていると、給料の70%はVPSに飛んでいた。
実家生活者でしかなしえない技だったと思う。

しかしVPSをこよなく愛していた僕に転機が訪れた。
とあるさく○インターネット社長の田○さんの講演を聞いたとき、クラウドというモノに興味を惹かれることになる。

それまでクラウドという単語は知っていたが、VPSの亜種版だと言う認識上に発展することはなく、世間の熱狂とは裏腹に僕はまったく気に留めることが無かった。
しかし田○さんは言う。

「世の中のサーバすべてがクラウドに置き換わるかもしれない」

僕はある種の興味と共にAmazon、さくら、ニフティという国内屈指のクラウドサービスを手当たり次第にいじくりまわすことになった。
そしてクラウドの月額料金が30万円を超えたき、僕はVPSを捨てることを決意した。

苦渋の決断だった。

220台もの愛するVPSを全て捨てクラウドにひた走る僕は、ミーハー気取りのペテン師だと言われてもしょうがないかもしれない。

だが僕はクラウドを愛してしまったのだ。

しかしクラウドとの生活もわずか1年で終わりを迎える。

月額の利用料金が100万円を超えた時、僕の支払い能力は限界を迎え、クレジットカード会社にブラックと認定されることになった。

ボタン一つで何百台ものサーバを瞬時に作り上げるクラウドはとても魅力的ではあったが、いかせんコストが高すぎた。
僕が愛用していたさくらVPSに比べると、そのコストパフォーマンス費は5倍以上の開きがあった。

さくらVPSでは20万円で済んだものが、クラウドだと100万以上かかることになる。

これでは破たんしてしまうのも無理はない。
※注釈 クレカの借金は親族に肩代わりしてもらい自己破産は事なきを得ている。

クラウドは良い。

だが高い!

VPSは良い。

そして安い!

僕がクラウドを捨て、VPSに戻った理由はここにある。